バスケに入部する初心者花道 スラムダンク1巻
振られまくった中学時代
物語は、中学時代に葉子さんに振られるところから始まる。(映画版で、再度葉子さんは登場します。)
主人公の花道は、好きな人と登下校を一緒にしたいというはかない夢をもっていた恋愛体質な人なんです。
話を戻して、その葉子さんが「バスケット部の小田」が好きだと言ったため、湘北高校入学しても、バスケット部に個人的敵対心を持っていた。
バスケットという言葉に敏感になっていて、その言葉を発する者には容赦のない頭突きをかましていたんです。
分け隔てのない晴子登場
そんな中、廊下に出た花道にある女性がこう言うんです。
「バスケットはお好きですか?」
バスケットという言葉に敏感になっている花道は、頭突きをかまそうとしますが、そこにはもろタイプの女性が。
そんな花道の心情を知ってか知らずか、晴子は彼の強烈な見た目に臆することなく接していきます。
そんな彼を強引!?に体育館へ連れ出し、その身体能力の高さを見抜いた晴子は、花道にダンクをさせます。
花道は全くの初心者なので、適当に飛んだら、ゴールのボードに頭を打ち付けるというとんでもない潜在能力を垣間見ます。
晴子はこれを見て、花道をバスケット部入部へ、強引に導いていきます。
ひょんなことから出会う将来のライバル
バスケットをやる気満々になった花道ですが、中学時代にその見た目からもわかる通り、ヤンキーから目をつけられていました。
3年生の校舎で騒いでいた時に、呼び出しがかかるのでした。
その呼び出しは、晴子に夢中になっていたためスルー、というか忘れていたんです。
後日、授業中にまで教室に来られたので、それを買いに屋上に向かう花道。
しかし、そこに行ってみると、やけにでかい男がヤンキー達を全滅させていたんです。
そのでかい男が流川とわかると花道は威嚇するのですが、ポーカーフェイスの流川は知らん顔。
その光景を目撃した晴子が、その現場に行くと、血まみれになっている流川を見て、花道がやったと誤解してしまうんです。
真相を知らない晴子は、流川を心配しますが、それをぞんざいに扱う流川。
晴子さんの心配を無下にする流川を見て、花道が殴ってしまうんです。
ですが、花道に殴られたにも拘わらず、やり返す流川に一部始終を見ていた桜木軍団は衝撃を覚えます。
晴子の兄との遭遇
屋上での出来事で、またバスケット嫌いになってしまった花道。
帰るために体育館を通った時に、なんという運命のいたずらか、バスケットボールが花道の顔面にクリティカルヒット。
顔面に当ててしまったバスケ部員と花道の騒動を収めようと、花道よりでかい男が現れる。
バスケット部キャプテンの赤木(ゴリ)だったのです。
バスケット部に対して怒り心頭だった花道は、赤木に対してバスケを馬鹿にするような発言をしてしまい、それによって赤木と花道のバスケット対決になるのでした。
そのバスケット部キャプテン赤木は、晴子の兄だと知るのはもう少し後の話。
とうとう入部にこぎつける
対決は、素人の花道が敵うはずもなく、やられ放題だった。
そこに屋上での騒ぎの真相を知ったのと、花道の相手が自分の兄だと知った晴子は体育館に向かう。
後1点で負けが決まるという時に、花道は駆け付けた晴子の笑顔を見て、狂喜乱舞します。
それによって、花道の身体能力と潜在能力が発揮されて、赤木からボールを奪い、スラムダンクを決めるんです。
晴子から、対戦相手だった人は自分の兄だと知ると、なんとかバスケット部に入部させてもらえないかと必死になります。
赤木に気に入られれば入部できると考えた花道は、バスケット部が使うボールや体育館をきれいに掃除するのでした。
その根性を認められ、入部を認められます。
基礎ばっかりで、いじける花道
いくら赤木に勝負で勝ったからと言って、所詮は初心者の花道。
全体練習に加われず、一人で基礎練習を続ける花道は、フラストレーション貯まりまくります。
どうしてもダンクがしたくて、勝手にコートに入ってしまい、赤木の怒りを買ってしまいます。
イライラが爆発した桜木は、部活を辞めるといって、出て行ってしまうんです。
印象に残ったシーン3選
- 晴子初登場
- 花道が赤木からボールを奪ったディフェンス
- 桜木軍団の花道のイジリ
晴子初登場の場面は、マジで自分も目がハートになりました。
あんな子に、いきなり声かけられたいなって思いますよね。
後に、驚異のディフェンスとなる「フンフンディフェンス」が生まれる場面です。
私個人として一番好きな技で、やられた側の理解を超えるところが好きなんですよね。
桜木軍団は、なんだかんだで花道を応援していて、好きな存在です。
なので、花道の後ろでワーワーしている彼らが大好き!
まとめ
- 中学時代、50人目に振られた人はバスケット部員が好きだったことで、バスケット嫌いに
- 晴子に一目ぼれしてしまい、バスケットが好きという事になってしまう
- 喧嘩を買いに出向いたら、流川と遭遇
- 話の流れで、晴子に紹介される前に赤木と対決
- 入部許可が出ても、基礎練習の日々
- 基礎練習に耐えられず、逃げ出す花道
スラムダンク1巻には、キーになるキャラクターがどんどん出てきます。
しかも、どれも最悪な出会いという、なんとも花道らしい展開なんです。
花道は、基礎練習が嫌になって出ていくのですが、どうやって戻るかが気になってしかたない終わり方なので、2巻が楽しみで仕方ありません。